IT業界でトレンドの言語を学ぶべき理由

IT業界で働くエンジニアであれば、好きだからこそ学び続けたい言語や、得意だからこそ極めたい言語があることも珍しくありません。それ自体は素晴らしいことですが、好みや得意かどうかという観点に加えて、その言語がトレンドであるかどうかという点も考慮すべきです。それには2つの理由があります。

1つ目は、トレンドの言語を習得できると市場価値を高めやすいからという理由です。トレンドというのは、今後需要が高まる可能性があるということでもあります。需要の高い言語を扱える人のほうが市場価値が高くなるというのは想像しやいはずです。トレンドになっている言語とそうでない言語とでは、市場における求人数や想定年収に大きな差が生まれるというデータが存在していることも確固たる裏付けとなるでしょう。

2つ目の理由は、トレンドとなっている言語は学習しやすいからという理由です。これは言語の構造や性質が簡単だという意味ではなく、環境面での学習しやすさを指しています。トレンドの言語というのは学ぼうとする人も増えるので、学習に役立つ参考情報も世の中に多く出回ります。学習において参考にできる情報が豊富であることはメリットになります。

また、自分の身近でも同じ言語を学ぶ人と出会いやすくなるため、その人と学習内容を共有し合ったり、刺激を与え合うことでモチベーションを維持しやすくすることもできます。トレンドになっておらず、学習する人も少ない言語の場合、自分だけで勉強を継続する強い意志が必要になるため、挫折にもつながりなりかねません。